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2008年10月8日、上海市疾病コントロール部門が9月、市内6か所の大型スーパーを対象に買い物かご及びカートの汚染調査を行ったところ、カビ菌の検出率が75.8%、大腸菌群は16.7%に上ったことが分かった。

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東方早報が伝えた。 最も汚れが目立ったのは、買い物かごの内側とカートの表面部分。次に汚れていたのはカートの持ち手部分で、カビ菌が61.7%、大腸菌群は8.3%検出された。汚れの原因は、野菜や果物、肉類などに付着する細菌と考えられるが、買い物客の咳やくしゃみなどで赤痢や肝炎などが広がる恐れも指摘された。
中国では、スーパーの買い物かごやカートの衛生に関する規定や法律がないため、各店舗が独自に管理しているのが現状。一般的に、大型スーパーでは半月または1か月に1度の割合で消毒が行われているはずだが、中小スーパーでは管理が不十分な場合も多い。
(翻訳・編集/NN) レコードチャイナ:LIVE DOOR NEWSより

口中には300種類以上の菌が数千億個いる

約300種類もの細菌が口の中に生息し、磨いた後の歯ブラシは何千もの微生物や細菌のたまり場で、それと同じぐらい細菌が存在している。
ほとんどの細菌はあまり攻撃的ではないのですが、中には危害を加える細菌がいる場合もあり、よく除菌をしないと歯ブラシなどに移動し、生息していることがある。

カンジダ菌、口の粘膜に潰瘍性のものを作る
風邪やインフルエンザの病原菌
耳や鼻、のどに影響を与えるブドウ球菌
風邪などを引き起こすヘルぺスウイルス

恐ろしい病原菌から自分の身を守る為に、歯ブラシは1ヶ月に一回のペースでを新しいものに交換し、毎回除菌をすればいいのです。
古く傷んだ歯ブラシは危険な細菌のいる率が高いので、歯周病の気がある人や、口腔内に問題のある人、又免疫力が低下している人などは、できるだけ古い歯ブラシの交換をするか、除菌をして使う必要があります。
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1ヶ月ごとに新しい歯ブラシに代える

実際には、歯ブラシを3ヶ月で交換する人は統計の結果、約8.6%しかいないそうです。
なるべく細菌の繁殖を抑えるために、歯ブラシの交換はできるだけこまめにして、
1日3回磨く人なら、1ヶ月に一回は新しい歯ブラシに代えることです。

歯磨きの方法が下手か上手かはさて置いて、歯ブラシの毛は思ったより早く傷みやすく、一度曲がった毛先は歯肉ラインの下に入り込めず、汚れがとリ除けない。
この汚れ(プラーク)の中に1ミリグラムあたり1億個の細菌が含まれていますから、プラークを除去しても、歯ブラシを除菌をしないでいると、細菌は中で繁殖することになります。
古い歯ブラシをいつまでも交換しないで使うことは、バイ菌を口の中全体に移動させ、いきわたらせることになる可能性があります。

虫歯・歯周病は家族から感染する

日本人の8000万人がかかっていると言われる虫歯と歯周病は、細菌による伝染病で、感染経路は唾液を介するものが多く、コップの回し飲み、箸の使い回しなど、特に生活を共にする親子または夫婦間などの家族感染によるケースが多いようです。
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※入れ歯に付着したプラーク

命に関わる病気の原因

歯周病はさまざまな病気と関わっていることがわかってきていて、口臭や歯の抜ける原因という口の中の問題だけではなく、同時に、心筋梗塞や、動脈硬化、肺炎、早産、糖尿病など命に関わる病気の原因にもなりえます

ハミガキで細菌は死にません

虫歯や歯周病の温床となる歯垢を掻き出すことはできますが、菌はハミガキでこすったり、つぶしたりしても決して死ぬことは期待できません。

虫歯菌や歯周病菌を除菌する事が重要

虫歯菌や歯周病菌はバイオフィルムというネバネバした物質を出してバリアを作り、白血球や消毒剤などから自身を守ります。
このバイオフィルムを破り、なおかつ人体や歯に安全に虫歯菌や歯周病菌を除菌するのは難しいと言われてきました。

2008年11月5日、人民網・健康時報によると、湖北省襄樊市第一人民医院の感染病科医師が、携帯電話が細菌にどれほど汚染されているか調査を行った。その結果、携帯電話1平方センチメートルあたり約12万の細菌がいることが明らかになった。この数字はドアノブや靴、さらにはトイレの便座に生息する細菌よりも多い。

調査に使われた108台の携帯電話からは10種類240株の細菌が発見され、うち39株から人体に影響を及ぼす黄色ブドウ球菌が発見された。主に細菌が多かったのは携帯電話のボタン部分だった。
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こうした調査結果に対し、人々は携帯電話がこれほど汚れているものだという認識はないようだ。取材によると、多くの人が就寝時や食事中、トイレ内でも携帯電話を操作するが、「汚れ」を意識したことがないという。取材に答えた35人のうち、23人は携帯を一度も消毒したことがなかった。また、携帯電話販売店数軒に消毒グッズを取り扱っているか問い合わせてみたところ、いずれも「そういった商品は聞いたことがない」との答えが返ってきた。

調査を行った医師によると、黄色ブドウ球菌は携帯電話のボタンの隙間などに生息し、体内に入ると肺炎などの疾病を起こすこともある。医師は「携帯電話を使いながら食事をとるなどという行為は非常に危険。会話時も口を携帯電話に近づけすぎてはならない」とし、「携帯電話は週に一度は消毒すべきだ」と注意を促している。
(翻訳・編集/小坂) レコードチャイナ:LIVE DOOR NEWSより

ケータイや電話機(スマホ等のモバイルツール)

ケータイ(スマホ等のモバイルツール)や電話の受話器は、耳を当てる部分は耳・顔面・頭髪・頭皮などの皮脂が付着するだけでなく、耳穴に存在する細菌やカビ菌などが付着する可能性もあります。
マイク部分は、会話中に唾液や歯垢や細菌が付着します。
ボタン部分の汚れ、耳が当たる部分に皮脂がついていたら、すぐに拭き取り除菌すること。
顔ダニが付着していることもあるらしいので、常日頃から清潔にしておきたい。
ケータイや電話機(スマホ等のモバイルツール)は頻繁に手にして使用するので、1日に数回は除菌などして使用することをおすすめします。
公衆電話は不特定多数の人たちが使用するので、感染予防であれば触れる前に除菌するくらいの気持ちで使いましょう。

口の中で細菌の一番住み着いている場所は舌です

人間の唾液には殺菌作用があり、悪い口内細菌が繁殖しないよう常に口の中を殺菌して浄化し続けていてくれていますが、寝ている間は唾液の分泌量が減るためにバクテリアが繁殖します
寝起きに自分の舌を見ると、真っ白な苔が生えていて、口の中がねばねばして気持ちの悪いことが多いですが、これは舌の溝に嫌気性の口内細菌が大量発生しているからです。
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寝起き状態は口内細菌が大量に増殖し、バクテリア量は排泄物、すなわちウンコより数が多い

口の中には多種多様の細菌がすんでいます。
日頃から舌苔が多く、舌の表面が白い人の場合は、昼間も口内細菌がウジャウジャいて、トイレの便器以上に不潔だと言っても過言ではありません。
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肺炎を原因とした65歳以上の死亡率は、96%と非常に高く、90歳以上では死亡原因第2位にあがります。

haien04.gif日本人の死亡原因は,三大疾病の悪性新生物(ガン),心疾患、脳血管疾患ですが、次に4位肺炎が続きます。
誤嚥性肺炎とは、お口の中にいる細菌などが気管に入ってしまうために起こる病気です。
高齢者の肺炎の多くは,誤嚥(口の中の唾液,たん,食べ物が気管の中に入り込む)によって,口の中の細菌が肺まで到達し、炎症を引き起こすことが原因していることが知られています。
口腔内が不潔な状態にあると、高齢者の方など体力の低下している場合は、気管へ細菌感染を起こし、肺炎になってしまいます。
虫歯にならないように、口腔内を清潔にすることも大切ですが、虫歯がない高齢者の方でも口腔内を清潔に保つことは健康維持のためにも必要です。

誤嚥性肺炎とは

・口腔内の細菌などが気管にはいって発症する疾患。
・特に,体力の弱っている高齢者に多くみられる。

予防するには

いろいろな薬を用いる内科的な予防法の他に,スケーリング(歯石の除去),歯面清掃(プラークの除去)などの口腔ケアにより口腔内の常在菌(多くの人に共通してみられる細菌)を減らしたり、食後に一定時間(2時間程度)座って、上体を起こした体位に保つことで胃液逆流を防ぐことも誤嚥性肺炎の予防にとって大切です。

高齢者では、運動やマッサージ

摂食・嚥下に関連する筋肉の運動やマッサージをすることで、嚥下反射が改善して誤嚥性肺炎の予防に繋がります。

レジオネラ属菌について

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レジオネラ属菌は、アメーバなどの原生動物に寄生し、土壌や水環境中(河川、湖沼など)に生息しています。

20~50℃で最も増殖し、身の回りでは冷却塔水や循環式浴槽水などで多く検出され、目にみえないほどの細かい水滴(エアロゾル)として吸入されて感染し、呼吸器感染症の原因となりますが、有効な治療法や予防法があります。
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レジオネラ属菌は、人から人への伝播の可能性は低く、健康な人は感染しても発症率は低いが、高齢者や乳幼児、免疫能の低下した人は、重篤化の危険性が高くなります。
レジオネラ肺炎と、数日で治る場合が多いポンティアック熱に分類されます。

感染源は

冷却塔水、加湿器、24時間風呂、シャワ-水などが本菌の発育に適した状態の感染源とされ、特に衛生管理されていない循環式浴槽水などが感染源になっているケースが多い。

汚染された目にみえないほどの細かい水滴(エアロゾル)を吸い込むことで感染するので、エアロゾルが発生する、打たせ湯・シャワー・ジャグジー装置では、循環している浴槽水や連日使用している浴槽水を使用しないようにします。

どのように予防するか

レジオネラ属菌は、自然界に広く生息しており、我々の周辺から完全に除去することは、非常に困難ですから、予防するためには、感染源となる浴槽設備や器具の衛生管理を徹底し、状況に応じて水質検査を行い、菌の増殖を防止する必要があります。

予防するための浴槽水管理

  • 溢水状態を保ち、清潔に保ちます
  • 循環ろ過装置を使用していない浴槽水は、毎日完全換水を行います
  • 連日使用型循環浴槽水は1週間に1回以上完全換水を行います
  • 身体を洗ってから入浴する
  • 露天風呂で、身体を洗わない

※連日使用型循環浴槽水とは、24時間以上完全換水しないで循環ろ過している浴槽水のこと

家庭内における危険性

家庭のお風呂で、毎日お湯を入れ替えている場合は問題ありませんが、循環ろ過して使用する「24時間風呂」は、レジオネラ属菌が生息している可能性がありますので、お風呂のお湯を適宜取り替え浴槽の清掃を行い清潔に保ちましょう。

浴槽に入る前には、体の汚れを落として入ります。
加湿器は、水タンクの管理が悪いとレジオネラ属菌が繁殖することがありますので、水は毎日換え、衛生的な水道水を使用します。
ノズルやタンクの清掃を定期的に洗浄し、加湿器を使用しない期間は、水を抜いて清潔な状態を保つようにします。

入れ歯洗浄剤を使う理由

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入れ歯を不潔にいておくとカビなどの抗微生物が発生して、粘膜が炎症する口内炎や、口臭がするようになります。
義歯用ブラシで磨くのが一般的な手入れ方法ですが、これは十分とは言えません。
口の中で終わればいいのですが、誤嚥性肺炎や感染性心内膜炎などになる恐れも出てきます。
特に、感染性心内膜炎は、細菌などが原因で、心臓を覆う薄い膜が炎症を起こす病気で、誤嚥性肺炎は、食べ物や液体などが肺のほうに行き痰反射などで排除できなかった場合に起こる病気です。
口の中が不潔になると怖い病気の恐れや体に負担もかかりますが、入れ歯を清潔に保つ場合に形が複雑なため磨くだけでは取れない汚れが残りますので、やはり除菌をお考えください。
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口腔感染症

口腔感染症とは

口腔内の病原性微生物が原因となる感染症で、抗菌薬が非常に発達した今日においても発症することが多い疾患で、早期に適切な治療が行われないと重症化することもあります。
口腔感染症の原因菌の多くは口腔内細菌による複合感染で、原因はう蝕、歯周炎、抜歯後や口腔内の傷からの感染などがあります。
栄養状態不良、疲労、高齢、糖尿病、肝疾患、がん、ステロイド剤服用中、自己免疫疾患などを有する方には特に注意が必要です。
Ⅰ群(歯周組織炎)、Ⅱ群(歯冠周囲炎)、Ⅲ群(顎炎)、Ⅳ群(顎骨周囲の蜂窩織炎)、Ⅴ群(その他)の5群に分類されます。

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1)歯周組織炎

歯肉や歯を支える歯周組織に生じる炎症で、う蝕が原因となる根尖性歯周炎、歯周病が原因となる辺縁性歯周炎、歯肉膿瘍、歯周膿瘍などが含まれます。

2)歯冠周囲炎

智歯(親知らず)など主に萌出不全の歯の歯冠周囲に生じる感染症です。
現代人は食生活の変化等により顎が細くなってきており、智歯が正常に萌出するスペースがないことも多く、斜めに生えたり歯冠の大部分が歯肉に埋まった状態のことも多くなっています。
このような智歯は歯ブラシが届きにくいため不潔になりやすく感染が生じやすくなります。

3)顎炎

上記Ⅰ群やⅡ群の感染症が下顎骨や上顎骨の中の骨髄に及んだものを顎炎といいます。以前は骨髄炎、骨膜炎などと呼ばれていました。Ⅰ群やⅡ群と比較して腫脹や疼痛も強く、より重症の感染症であり、早期の適切な治療が必要です。

モバイルツールのガラス面を指で触ると、23%のウイルスが指先に移る。

細菌やウイルスが付着した物を触った手で、口や鼻に触れると接触感染の危険性が高い。
携帯などのモバイルツールは意外と不潔で、自分のデバイスを他人に使わせるのは、触れたユーザーとウイルスを共有することになる。
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女性が使うキーボードやマウスの細菌数は、男性の3~4倍も

パソコンは菌が繁殖しやすい。
キーボードから掃除した便座よりも不潔なレベルのバクテリアが確認されたという例もあるそうです。
デスクで多くの時間を過ごすほど、細菌の繁殖環境も整えら、デスクで飲食をすると細菌の格好の生育拠点となります。
あらゆる人の皮脂と細菌が集まり、細菌の集落状態になります。

多数の人が触るドアノブ

ドアノブなどについた風邪の病原菌は、2日以上生き続けると言われ、トイレで手を洗っても、ドアノブを握ったり押したりしたら、新たな細菌が手に付着する。
風邪をひいた人が泊まったホテルの部屋の病原菌を調べたら、チェックアウトした翌日に、まだ部屋に病原菌が残っていた。
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長時間握りっぱなし電車やバスの吊皮やハンドル

電車や車の車内は、暖かく菌の繁殖に絶好の環境です。
満席の時にはつり革や手すりを握るが、不特定多数の人と細菌だらけで手を握るのと同じで、他人の皮脂や細菌がつり革に付着したものを、別の人が握ることになるので、雑菌レベルは危険ゾーンです。
身に覚えのある人もいるかもしれませんが、運転中に飲み物を飲んだり、食べ物やお弁当を食べたり、そういった習慣があると車内は細菌の温床になってしまいます。
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車のハンドルに、公衆トイレの便座の9倍の細菌が付着?

車内清掃をしないような人であれば、自動車のハンドル部分にはたくさんの細菌が繁殖しています。
トイレの1平方インチ(6.4516平方センチメートル)に80個のバクテリアが生息していましたが、車の内部やハンドルにはそれをはるかにしのぐ700もの細菌が付着していたそうです。
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車の一部からは、有害な種の細菌も発見されているようなので、車内で飲食をする人、運転中にコーヒー、ガム、軽食等を摂るといった行為・習慣のある人は、こまめな清掃が必要です。
(イギリスを中心に展開するホームセンターのb>B&Qが行った調査)
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車内で食事をする行為については特に注意すべきだと警告し、「食べかすやごみをそのままにしている人であれば特に、自動車は細菌を繁殖させるのに最適な空間となってしまうので、細菌によって健康を害する可能性も当然あるため、定期的に車内を掃除することをおすすめします」とコメントしています。
(via クイーンメリー大学で生物医学を担当するRon Cutler教授)

子どもがいると車内で飲食をするケースが多くなり、食べ終えたゴミをスグに車外へ廃棄するとよいのでしょうが、除菌効果のウェットティッシュなどでハンドルだけでも拭く習慣をつけてください。
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使用後のマスクの雑菌

インフルエンザの感染経路は飛沫感染と接触感染であるが、患者が触れた物に触り、その手で他を触って感染を広げてゆく接触感染の方が多いかもしれない。
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マスクをすることで安心していると、手洗いを忘れてしまうことになるが、WHOもCDCもマスクによるインフルエンザの予防の有用性は手指消毒と組み合わさなければ少ないとしている。
インフルエンザの人に2メートル以内に近づく場合にマスクは必須ですが、そのマスクの表面にはインフルエンザウイルスが付着している可能性があります。
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使用後のマスクの表面には、細菌やインフルエンザウイルスが付着している場合があり、マスクを触った手で、鼻や目を触れば、インフルエンザに感染する可能性があります。

身近にあって汚い代表がキッチンのスポンジ

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専門家らが、家庭内のあらゆる場所で雑菌を採取して数や種類を調べた結果、食器スポンジやまな板、冷蔵庫の中、風呂の栓などで高レベルの雑菌が検出された。
水回りや食品の触れる場所は雑菌が繁殖しやすく、特にキッチンのスポンジは内部の洗浄・乾燥が難しく、緑膿菌などのグラム陰性桿菌が増殖しやすい環境なので、家庭内でも飛び抜けて雑菌が繁殖しやすい場所す。
食器スポンジは、水気を切ってもすぐに嫌な臭いを発するが、一体どれくらい汚いのか調査によると、食器を洗っているスポンジに、なんと便座の何倍もの濃度の雑菌がウヨウヨしている可能性があるそうです。
このようなスポンジの微生物汚染について調べたところ、高頻度に緑膿菌で汚染されていたとの報告があるため、注意が必要です。
一度増殖した緑膿菌はバイオフィルムを形成するため、乾燥に対しても抵抗性を示します。
【注意 】
家庭用食器洗剤の多くに「スポンジの除菌」という表示があるが、緑膿菌に対する殺菌効果はほとんどがないので注意が必要です。
本来ならスポンジの使用は可能な限り避けることが望ましいが、利便性により多くの施設で使用されています。

日本で発生が多い微生物による「細菌性食中毒」

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細菌は高温多湿を好むため、梅雨の季節から9月にかけては食中毒患者数がピークを迎え、細菌たちの活動が活発になります。
ニュースで話題になるのは、学校、食堂、介護施設、病院、弁当屋、旅館などですが、一般家庭での発生も多いそうです。
細菌が増える環境は「水分」「栄養素」「温度」で、水分を含んだスポンジはとっても細菌が繁殖しやすい場所です。
手や調理器具に付いた細菌が生野菜や果物に移って繁殖し、食中毒になる可能性もあります。
スポンジに入り込んだ食べ物のかすが細菌の栄養になる
摂氏25度を超えると細菌に居心地が良い環境
細菌は水分が多いと増える

スポンジの使用後は

70~80℃10分間などの熱湯消毒
洗浄後0.1%次亜塩素酸ナトリウム(ヤクラックスD液1%など)に30分以上浸漬し消毒十分乾燥
一度汚染されると乾燥させても清潔にならないので、できるだけ早く廃棄する
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食器スポンジに、1平方センチあたり150万もバクテリア

先日、テレビでやっていたが、家庭の中で一番汚いところは水回りで、普段使っているまな板も、スポンジも、布巾も、水のあるところ必ず菌が繁殖するという。
英国の細菌学者ヒュー・ペニングトン氏は、「平均的な家庭の食器スポンジには、1平方センチあたり150万ものバクテリアが潜んでいます。雑菌の繁殖したスポンジで食器を洗っても、泡をしっかり流せば問題ありませんが、洗った後の食器にはスポンジで触れないよう、細心の注意が必要です」と説明している。
脳の末梢神経に到達すると体の麻痺を引き起こすバクテリアが、家庭の食器スポンジやまな板、ふきんから検出されるケースもあるという。
生乾きの布巾などは放置しておくと、菌が繁殖しているので確かに嫌な臭いがするが、雑巾の中にはとんでもない異臭を放つ物さえあり、それで机を拭いていた事を考えると恐ろしい気もする。
食器や、食卓を清潔にするつもりが、雑菌を塗り広げているかも知れない。

英国の衛生委員会は雑菌の増殖防止に以下の衛生法を推奨している。

・手の汚れから雑菌が広がることが多いため、料理前の手洗いを徹底する
・調理中に生ものに触れたらそのつど石鹸で手を洗う
・定期的に60℃以上のお湯でスポンジ、まな板、ふきんなどを洗う
・除菌スプレー、使い捨ての除菌シートなどで水回りを清潔に保つ
・ゴミ箱のフタやドアノブ、電気スイッチなど雑菌のつきやすいところを定期的に掃除する
これを機に一度食卓周りの衛生状況を一度見直してください。
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スポンジやふきんはこまめに新しいものと交換するのが一番

除菌効果と印刷表記している食器用洗剤も、ラベルの成分表示欄を見ると殺菌成分が何処にも書いていないものがほとんどです。
洗剤はそれ自体が腐敗しにくい性質があるから、菌を殺す訳じゃなく、繁殖しないようにするということでしょう。
漂白剤に浸け置きするのは、効果がある半面、安全面や手荒れやゴム手袋装着が必要であったり、それなりに面倒ですが、主成分となる次亜塩素酸ナトリウム自体に高い殺菌性が備わっていますから、直接細菌を殺します。
弱酸性次亜塩素酸水を使用した除菌方法は、次亜塩素酸ナトリウムのつけ置き方法に比べ、安全・安心で手間がなく、毎日の作業でもゴム手袋も要らないという意味合いで、ベスト選択だと勧めています。

飲み残しペットボトル飲料に菌繁殖

静岡県環境衛生科学研究所(静岡市)の調査 

調査は昨年12月、350ミリリットルのペットボトルに入った緑茶12本を対象に実施。
半分飲んだもの9本と、栓を開けただけで口をつけないもの3本の2グループに分けて雑菌の数を検査。  
「飲んだ(開けた)直後」でも、口をつけなかった3本がゼロだったのに対し、半分飲んだ9本は1ミリリットル当たり最高で1100個を検出。
特に5本は、食品衛生法で製造時の基準として決められている100個を超え、口内菌が入り込んでいることが分かった。
2002/11/13 08:24 【共同通信】
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ペットボトルは直接口をつけて飲み、その後持ち歩くことも多いが、ペットボトル入り飲料を飲み残したままにしていると、飲み口からボトルに入り込んだ雑菌が高温になると増殖、急増することがわかったので、残さず早く飲み切ることが大切。
2時間保存経過の時点で、飲料水水質基準に不適合となった。

エスカレーターのベルト

手は細菌だらけの部位なので、誰かが汚い手でベルトに手を置いたら、別の人へどんどん皮脂や細菌が付着移動していく可能性があります。
ベルトを握らないのは危険なので、布(ハンカチ)を置いて握るか、エレベーターから降りたら手を除菌する。
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トイレのドア

手を洗ったとしても、出る時にドアノブを握ったり押したりした時点で、新たな細菌が付着します。
事実、手を洗っても拭かない人や、洗わずにそのまま外に出る人が多くいます。
手を洗わない人がドアノブに触るということは、股間に付着していた細菌や、排泄物の細菌が手に付着している可能性だってあるわけです。
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トイレは細菌が多数存在し、汚物に汚染されている場所

病原性の細菌O157は大便に潜伏していることがありますから、トイレでは徹底して手を洗い、手を拭き(乾燥させ)、なるべくドアノブを触らずに外へ出るようにしましょう。
直接ドアノブを触らずに、トイレットペーパーを持ってドアを握るといいでしょう。
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トイレの水洗ボタンやレバー

介護施設、医療機関、レストラン、駅などのトイレは、いずれも多くの人たちが利用するので、水洗ボタンやレバーには、さまざまな人たちの汚物や細菌が付着移動していくことも考えられ、最大級に汚い可能性があります。
ボタンやレバーは、女性も男性もまだ手が洗われていない段階で押し、その汚染した手で衣類を触るのですから、自分の衣類にウィルスや雑菌が付着してしまう可能性があるからです。
ボタンやレバーを触る前に除菌するか、ボタンやレバーを触ったら(押して)すぐに除菌するなどして感染を防止します。
重要なのは、厳密に言うとボタンやレバーを触って(押して)から洗面所で手を洗ってもすでに遅いということを認識しておくことです。
トイレでは洗面所での洗浄段階に期待する前に、ボタンやレバーを触ったら(押して)、すぐに除菌するのがポイントです。
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ATMや切符販売機のタッチパネル

ATMや駅のタッチパネルは抗菌仕様ですが、あくまで抗菌で殺菌・除菌・滅菌ではありません。
ウィルスや雑菌の繁殖はある程度防ぐが、付着した細菌を全滅させるほどの効果を持っていないと思っていた方がよいです。
神経質に考えるなら、タッチパネル部分を事前に除菌したうえで使用したいものです。

パソコンのキーボードやマウス

汚い手で操作して、使用するたびに皮脂や細菌が付着してこびりつき、拭く機会が少ないのでかなり汚いと思われる。
特にノートパソコンは、キーボード自体が細菌にとって最温になり、増殖していく要因にもなりますから、1日に1度でいいので、除菌のできる布などで拭きたい。

硬貨(お金)

もともと硬貨や紙幣は人から人へと渡っていくもので、洗浄される機会が限りなく少ない物質で、基本的に汚いものであることを認識しておきましょう。
細菌の増殖に関していえば、汚い硬貨が財布に細菌や皮脂を付着させるので、財布自体の清潔に注意し、硬貨に触った後には手を除菌する。

ゲームセンター

場所の温度は、細菌にとって居心地が良く、多くの人が手に汗握りながらプレイするので、スタッフが徹底して掃除をしていない限り、レバー部分等に皮脂や汗が付着している可能性がある。
プレイ前にレバーのボール部分を除菌してからプレイしましょう。

施設・飲食店のテーブル

施設・飲食店のテーブルは店員(職員)が頻繁に拭き掃除をしていますが、拭いている雑巾やタオルが汚染されていることが多く、かえって汚い場合も多い。 
雑菌いっぱいのひどい臭いがするタオルで平気でテーブルを拭いている施設・飲食店もある。
とりあえず拭いておけばいいだろうという安易な考えでは、病原性の雑菌が残ったタオルでテーブルに多数の雑菌を余計に付着させ、触れた客が雑菌を口の中に入れてしまう可能性を高くしてしまいます。
テーブルはきれいだとは思わず、自分でも除菌をおこなうことをオススメします。
施設・飲食店の皿や食器が汚染されていたり、洗剤をよく洗い流していない場合があるので、注意深く汚れの状況を確認してから食べたい。

ハンカチ

清潔さを保つために所持しているハンカチが汚染されていることがある。
手や物を拭いたままにしておくと、付着した雑菌が増えていることがある。
抗菌仕様の繊維でも殺菌されるわけではないので、感染に対する過信は禁物だ。
常にハンカチは2~3枚を持って、使用したら未使用のハンカチと交換して使うとよい。

洗濯機の汚れ

洗濯機の汚れを集める網を見ると、ぬめぬめした黒い固まりが入っていた。
洗ったシャツに、小さな真っ黒い固まりが付着し、こするとシャツに汚れが移る。
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掃除の必要性

一年を通してご家庭によってはほぼ毎日使う洗濯機ですが、外側からは実際の内部の汚れが見えないので、掃除の必要性がなかなか伝わらないと思います。
綺麗に洗ってるつもりのお洋服も、洗濯機自体がカビや細菌で汚れていては、目に見えない雑菌は洗ったお洋服に付着してしまいます。